Connoisseures Club -- Oct. 2006 -- PEATY MALTS BUT ISLAY
テイスティングノート 山崎 白秋 記 今月のお題は、「ピーティーだけどアイラじゃない」である。 ピートといえばアイラモルトが定番あるが、今回はアイラ産ではないモルト5本が集められた。 5本のノージングを終えて、ヌカの香りのするモルトが3本あった。ピートとヌカ臭、関連性はないようだが今後の課題としてウォッチしていくつもりである。 今回は出題者にまんまと騙されてしまった。会も終わりに近づいてくると、アイラものからメモリーを引き出す作業にはいってしまったのである。どれがカリラで、どれが新しいボウモアか、ではラフロイグはどれだ、、、そんな思いをめぐらせていた。 それほどピートとアイラの結びつきは強いのである。
さて、今回の5本を紹介しよう。 ***[NO.1] SMWS 118.2 クーリー(カネマラ) 1992-2003 10年 57.6% *** (香り) トップノートは爽やかな酸味、その後ミントが心地よく香り、さらに甘味が追っかけてくる。 (味) からい飲み口である。すぐさま軽いピートが広がるがフェノールを伴う種類のものではない。
(香り) ヌカの香り、あるいはなめし皮の印象。ピート香を感じ、いがいがする。アルコール感が強い。 (味) やや香ばしく、ゴムっぽい、シェリー樽であろうか。ピートも強いがフェノールやヨードは感じられない。
(香り) フルーティーかつピーティー。まったりと濃い香りに満たされる。軽いシェリー香とヌカっぽい香り。しだいにキャラメル香がひろがり熟成を予感させる。 (味) ピートを強く感じる、シャープなピートだ、ただしヨードは感じられない。からい飲み口ではあるが、しばらくすればフルーティーな味わいであることが理解できる。 ***[NO.4] SMWS 11.26 トマーチン 1989-2003 13年 61.9% *** (香り) ヌカの香りを強く感じる。アルコール感も強い。単調な香りでひろがりが無い。しだいにキャラメル香がでてくる。 (味) ざらざらとした舌触り、麦芽由来の甘味を強くかんずる。シャープなピートも強くでてくる。 ***[NO.5] SMWS 120.2 白州 1988-2003 14年 62.9% *** (香り) まず熟成感を感じる。樽はリフィルのシェリー樽であろうか。ピート香は強いがヨードやフェノールは感じられない。
(味) やはりピートが強い。次に甘味がひろがり、深みを感じさせる。口の中をぴりぴりと刺す感覚で、アルコール感が強い。
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▼投稿者/ comemas さん 2006年11月09日 10:20 >ophiuchi様 ▼投稿者/ophiuchi(=管理人 惹樽) 2006年11月09日 16:49 >comemas様 ▼投稿者/ troy さん 2006年11月10日 20:08 >ophiuchiさん ▼投稿者/ 山崎白秋 さん 2006年11月11日 01:12 troyさん、はじめまして、日本酒の古酒の香り確かにありました。お仲間がいて嬉しく思いますよ。
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