Connoisseures Club -- Feb. 2007 -- CAPERDONICH
テイスティングノート 山崎 白秋 記 今月のお題は、「キャパドニック」である。 実にマイナーな蒸留所である。あえて話題を探すとすれば、グレングラントの第二蒸留所として語るくらいであろうか。 そんなレアな蒸留所ではあるが、今回の5本、印象としては弱いといわざるをえないがバラエティーに富んではいた。
さて、今回の5本を紹介しよう。 ***[NO.1] ダンカンテイラー ロナック キャパドニック 1972-2006 33年 41.9% *** (香り) トップノートは上品でエステリー、淡い梨の香り、バランスのとれた長熟のスペイサイドの典型といえる。 (味) フルーティー、口にふくむとピリピリする。しばらく味わってみると、実にまろやかでウッディーな熟成香に満たされる。
(香り) 香りが弱い、しばらく時間を経てもなかなか開いてこない。 (味) やはりフルーティーかつミントの個性。軽い熟成感とアクセント程度の酸味。
(香り) まず飛び込んでくるのが、タクアンあるいはヌカの香り。醤油のようでもある。。 (味) 意外にドライ。ブドウ系のフルーツのあじわい。味は香りにくらべ単調である。 ***[NO.4] SMWS 38.13 キャパドニック 1980-2005 24年 57.9% *** (香り) 木くずの香り。硬質な木の香りである、ウッディーとはいえない種類のもの。 (味) 口に含むとハーブの香りがひろがる。ドライで甘さが弱い。わずかな熟成感。 ***[NO.5] ケイデンヘッズ キャパドニック バーボン 1980-2004 23年 58% *** (香り) まずスパイシー。アルコール感が強い。しだいにまったりとしたキャラメルの香りが広がる、バーボン樽であろうか。 (味) 梅ジュース、さまざまな果実の味。ぴりぴりとするアルコール感。しばらくすれば軽いナッツ系の熟成香、らさにウッディー。
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▼投稿者/モルト大好きさん 2007年03月04日 21:09 >ophiuchi様
▼投稿者/ comemas さん 2007年03月05日 00:55 >ophiuchi様 ▼投稿者/ophiuchi (管理人) 2007年03月05日 18:57 今回も店にあった1.は飲んだばかり、それ以外は私のボトルだったので、途中でネタは分かったのですが、Stand Barのマスターがケイデンヘッドと言おうとして「キャパドニック」と口を滑らせてしまうという、史上初(^_^)のハプニングが… でもその前に山崎白秋さんから、「キャパドニックかな?」なんて言葉が出ていました。2〜3の候補のひとつとしてですが、凄すぎます。
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