スコッチ文化研究所名古屋支部活動報告(2006年)   2005年分 2004年分 2003年分

スコッチ文化研究所本部のホームページに掲載された活動報告と会報「スコッチ通信」の支部だよりの原稿です。


●2005年をふり返って

昨年末は例会報告をサボってしまいましたので、昨年1年間をふり返りつつ、12月例会(第28回)の報告をしたいと思います。まず、1年間12回の例会テーマを並べると次のようになりました。

1月23日 アバフェルディー
2月27日 プルトニー
3月27日 カリラ
4月24日 カリラ
5月22日 ブレア・アソール
6月26日 ポート・エレン
7月27日 グレンファークラス
8月28日 リンクウッド
9月23日 バンフ
10月23日 グレン・キース
11月27日 テナニアック
12月25日 クライヌリッシュ(写真)

すべて1つの蒸留所のモルトを5本集めてのテイスティングであり、かなり集めるのが難しい蒸留所も多くなっています。これだけ単一蒸留所のテーマが続いたのは初めてのことで、どこまで続くのかという興味も湧いてきました。そしてハイランド・モルトが半分の6回を占めているのも特徴といえるでしょう。

12月は最後を飾るにふさわしいメンバー間で一番人気のクライヌリッシュ、30年クラスが4本という豪華版でした(左から、ウイスキーエクスチェンジ32年、キングスバリー 32年、スコッチモルト販売 1974、モダンマスターズ 1974、SMWS 26.35 21年)。

ところが結果はどうだったかというと絶賛の嵐とはいかず「なかなかいいね」ぐらいのコメントしか出てきません。これだからブラインド・テイスティングは恐ろしい。

私も、最初のウイスキーエクスチェンジ(自分も持っているボトル!)の上品さにスペイサイド物かと勘違いし、3本目でかすかなピートを感じたので、ハイランド・モルトだなとは思ったものの、クライヌリッシュの名前は思い浮かびませんでした(この銘柄だけは分かると思っていたのでかなりのショック!)。でも、Stand Bar マスターがリベンジを誓っていたので、大いに期待したいと思います。