List of Tasting Note & Report
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<バーリーにて> 03.11.27 惹樽

11月14日に栄マルベリーホテルのすぐ隣のビルに移転したバーリーに知人と二人で行きました。

私も移転後初めておじゃましたのですが、店の雰囲気は前とほとんど変わっておらず、かつての調子でまずはベルギービールから飲み始めました。

最初に飲んだのは「ロシュフォール8」、フルーティーと香ばしさが混じり合った香りがたまりません。味も濃厚で日本のビールとは別種の飲み物だねという話になりました。

2本目は同じくベルギーの修道院ビール「オルヴァル Orval」、マスターが来日したマイケル・ジャクソン(もちろんウイスキー&ビール評論家の方)に質問したときに、人生最後の1杯に飲みたいと言ったとのこと。香りはやはりフルーティーだけど、しっかりホップが効いていて、マスターの言葉通りまさしくこれぞベルギービール!ドライホッピングの話を伺いながら美味しくいただきました。

ここからはシングルモルトで、最初は「スコッチモルトウイスキーソサエティ日本支部10周年記念ボトル No.119.4(山崎)10年 58.1%」。これを飲むのは3回目だけど、やっぱり美味しい。ピートと甘さのバランスが絶妙です。

2杯目は「マックダフ ゴールデンカスク ボウモア 1993 10年 65.5%」。これは驚きの一杯でした。スモーキーでしかもフルーティー。コストパフォーマンス抜群ですね(もう手に入らないでしょうけど)。 このときに先回のモルト会の話題になり「アイリーク・カスク」の正体は何だろうという話になったところ、マスターはカリラ説でした。

最後の3杯目は、「シグナトリー ストレートフロムザカスク エドラダワー 11年 58.9%」。山崎白秋さんが言っていたように、私もこれまで飲んだエドラダワーの中ではベストだと思います。

これらのモルトについては私以外の方にテイスティングノートを書いていただいているので、ボトル名をクリックしてそちらもご覧ください。

ベルギービールの種類はかなりありますし、バックバーの奥の方にはソサエティのオールドボトルが隠れています(マスターはソサエティ日本支部の会員番号が400番代だとか)

どこかのホームページで、バーリーはマスターのこだわりでカクテルを出さないという話を見たけど、そういえばカクテルを飲んでいる人は見たことがないですね。

Scotch & Beer バーリー Barley
名古屋市中区錦3-12-12ハードワンビル1F
(栄マルベリーホテルの北側)
TEL 052-953-0097