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<ベルギービールクラブ> コニサーズクラブ BBS 2003年11月30日(日)17時09分 惹樽

ベルギービールクラブ 第11回例会(私は初参加です)

日時 11月29日 14:00-14:00
テーマ 初冬に楽しむ修道院ビール
場所 南国居酒屋リコー布池店 名古屋市東区代官町39-22 大洋ビルB1F
参加者 28名

修道院ビール(アビイビール)とは修道院からライセンスを得て一般のビールメーカーが造るビールのことで、現存する修道院は6ヶ所だそうです。

開会前に供されたのが

リーフマンズ・グリュークリーク 250ml アルコール度数 6.5%
これはなんと50〜60°に暖めて飲むホットビールです。アニス、シナモン、グローブが入っており、体を温めるにはぴったりです。私は木イチゴの香りがあるようにを感じました。出席者もホットビールは初めての方が多かった(もちろん私もそう)のですが、評判は上々でした。


ここからはメインの修道院ビールで

グリムベルゲン修道院・・現存(マース・ウニヨン醸造所)
グリムベルゲン・ダブル 330ml アルコール度数 6.5%
やや赤みを帯びた褐色のビールで、やさしい甘みがあり飲みやすいものでした。

ステンブルッヘ修道院・・現存(グーデンブーム醸造所)
ブルージュ・トリプル 330ml アルコール度数 9.5%
こちらは我々がビールに持っているイメージに近い金色。すばらしいホップの香りと心地よい苦みがあり、昔は日本のビールにもこうした味わいが感じられるものがあったなあなどと思いました。

レフ修道院・・現存(インターブルー社)
レフ・ラデュース 330ml アルコール度数 8.5%
かなり赤みが強く紅茶のような色。この日出された中では私の抱くベルギービールのイメージに一番近いもので、苦みから甘みに変わっていく複雑な味わいにとても満足した一杯でした。

マレッツ修道院・・現存(モルトガット醸造所)
マレッツ 10 330ml アルコール度数 9.5%
やや濁った金色。とても素直で上品な甘さがあり、度数の高さを忘れてしまいます。


この後イタリアンのランチを食べながら、出席者の皆さんとお話ししていた(もちろんビールを飲みながら)のですが、空席になっていた私の隣に座ったのは、今年の春までモルト会の常連メンバーだった、Kさんがなんと東京からやってきました。

ことあと、Kさんと私がスタッフに呼ばれ、主にホームページについての相談を受け、掲示板を立ち上げようという話になりました。 予定時間をすぎても、お話しで盛り上がったメンバーは残って飲み続け、私とKさんは他の方と一緒にそのままバーリーになだれこむことに...



バーリーでは飲み物をウイスキーに変えてまずはブレンデッドから。

●バランタイン17年 43%
ラベルの色が茶色に変色してしまったオールドボトル。比較用に新しいものも出してもらいましたが、味わいは確かに別物でした。香り、味ともにふくよかで、なぜ今同じ味わいの物がだせないのだろうと疑問に思ってしまいます。

このあとシングルモルトを2杯。

●ブレアソール 1975 キングスバリー ケルティック 57.5%
やさしいシェリー香とおだやかな甘さでほっとさせてくれるモルト。でもボトリング本数(112本?)からするとシェリーバットではないようなので、もしかしたらバーボン樽かもしれません。

●ソサエティ 16.8(グレンタレット)76.12-94.1 51.9%
ソサエティのオールドボトル。グレンタレット独特の蜂蜜っぽい甘さを感じるが、意外にシャープな味わいのモルト。ボウモアにあるような例の石鹸のような味わいもわずかに感じます。

12時から飲み始めてバーリーを後にしたのは8時半すぎでした。 でもKさんは、このあとスタンドバーへ行き、またバーリーにとって返すとのことでした。ホテルはすぐ近くなので帰り着けただろうとは思いますが...