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<ベルギービールクラブ第13回例会> 2004年5月26日up 惹樽

ベルギービールクラブ 第13回例会

日時2004年5月22日 12:00-14:00
テーマ セゾンビール
場所 バーデンバーデン 名古屋市中区栄4-5-8エアリ6F

セゾンビールは夏の農作業中に飲むために作られたビールの呼称で、特定のタイプのビールをさす言葉ではないそうです。アルコール度数は5〜6%と低めで、日持ちさせるためにホップを効かせた喉ごしの良いものが多いということです。

今回は5種類のセゾンビールをテイスティングしました。

写真左から

セゾン・レガル 250ml(デュ・ボック醸造所) アルコール度数 5.6%
色はオレンジがかったブラウンで、さわやかな柑橘系の香りがある。味は軽く焦がした感じがあり、ビターと甘さも感じる。

セゾン 1900 300ml(ルフェーブル醸造所) アルコール度数 4.2%
5本の中で一番日本のビールに近い味わい。ライトで酸味が感じられホップも軽く効き、さっぱりしている。色は金色。最初に飲んだ印象はもの足らなかったが、料理を食べながら飲むとなかなかおいしい。

セゾン・デ・シリー 250ml(シリー醸造所) アルコール度数 5.0%
色はダークブラウンでかなり濁りもある。黒糖のような甘さが特徴的。最近、日本でも人気がでてきた黒ビールに近い味わいなので日本人には受けやすいかも。

セゾン・ヴォワザン 330ml(ジェアン醸造所) アルコール度数 5.0%
見た感じは濁った日本茶のような印象。やや甘い麦芽の香りを感じるが、味の方はホップがしっかり効いて相当にビターである。そしてこの苦みは長く口の中に残る。

セゾン・デュポン 330ml(デュポン醸造所) アルコール度数 6.5%
きれいな金色をしたビール。なんと言ってもクリーミーな泡立ちが魅力だ。ホップも柔らかな感じで、アルコール度数が高いにもかかわらず非常に飲みやすい。

全体を通した印象としてはベルギービールとしてはやや軽く、ホップも比較的強いことぐらいが共通項かな?というぐらいでバラエティに富んだ内容でした。説明の通り、夏の木陰でぐいぐい飲るビールだなと思いました。