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ＳＭＷＳ試飲会　テイスティングノート

　　　2004.12.12　BAR BARNSにて

山崎 白秋 記　　

★出品ボトル一覧

　

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code	age	alc	distillery	comment （ソサエティ）
1.117	37y	50.2%	グレンファークラス	New A Malt for the Study
7.25	35ｙ	51.7%	ロングモーン	ジンジャーチョコレートとプルーン
8.33	16y	55.6%	タムデュ	固いプラムと紅茶を入れる缶
8.38	20y	57.1%	タムデュ	New 幸せな日々の再来
10.59	16ｙ	58.9%	ブナハーブン	New 神への冒涜ではない
11.11	20ｙ	58.0%	トマーチン	トマト、バジル、モッツァレラ
14.9	15y	59.4%	タリスカー	New 炭のビスケットとVictory Vs（咳止めキャンディ）
14.10	15y	59.4%	タリスカー	New 雨の中のラグビーマッチ
20.23	24y	62.6%	インバリーブン	New 男の親友
22.14	17y	59.6%	グレンキンチー	New 強いアペリティフ
24.79	14y	59.4%	マッカラン	New フラメンコのダンサー
26.34	31y	58.7%	クライヌリッシュ	生のイチジク、ブラジルナッツ、キィウィフルーツ
28.7	12y	56.6%	タリバーディン	New 大麦のブラウントーストと蜂蜜
33.50	10y	59.5%	アードベッグ	New 煙突の煙の臭い
39.48	12y	57.0%	リンクウッド	爆発的！
44.24	18ｙ	57.0%	クレイゲラヒ	バンドエイドと洗ってきりになった犬の香り
50.13	11y	56.2%	ブラッドノック	すり替えられた子ども
52.16	19y	58.2%	プルトニー	ラム酒にレーズン、カスタード
53.81	10y	60.9%	カリラ	うっとりするような花々とスモークソーセージ
53.84	21y	60.2%	カリラ	New ピートカッターのジャケット
90.7	13y	59.0%	ピティバイク	誰がラッシュと言ったの？
93.13	13y	61.1%	グレンスコシア	New キャンベルタウン トースト
121.1	7y	59.4%	アイル・オブ・アラン	バニラビーンズ、そして最後には海
122.5	12y	56.8%	クロフテンギア	New 温かいウェットスーツ
B.6	20y	68.2%	ヘブン・ヒル	指までなめたくなるほど美味しい

　

　★★★　［No.1］　1.117 グレンファークラス　　37年　　　50.2％　　★★★

【香】すばらしくウッディー。濃厚な香りでありながら上品かつ高貴。しばらくすればキャラメルやバニラの香りがひらいてくる。さらに時間を掛ければ、とめどもなく香りが湧き出てくるようだ。

【味】エステリーかつ、すばらしくウッディー。心地良いにがみ。キャラメル味に爽やかなフルーティーがバランスする。

　★★★　［No.2］　 7.25　　　ロングモーン　　35年　　51.7％　　★★★

【香】深々とした木の香り、最高の熟成を経たモルト。それでいて上品。かるくピート香を感じる。しばらくすればバニラ香を感じるようになる。

【味】フルーティーかつウッディー。きわめてビッグボディ。苦みと酸味のバランスがすばらしい。



　★★★　［No.3］　 8.33　　　タムデュ　　16年　　55.6％　　★★★

【香】こげたゴム、ファーストフィルのシェリー樽の個性。かすかなピート香。

【味】こげた印象が強い。シェリー樽の個性が強いが、酸味もありくどさをやわらげている。ややいがいがしているのはピートのせいか。

　★★★　［No.4］　　8.38　　　タムデュ　　20年　　57.1％　　★★★

【香】まずバニラを感じたあと、こげたゴム、シェリー樽の個性。軽いピート香。

【味】やはりこげたゴム、香ばしい含み香。

　★★★　［No.5］　　 10.59　　ブナハーブン　　16年　 58.9％　　★★★

【香】まずバニラを強く感ずる、その後ややこげた印象がある。やはりシェリー樽であろうか。

【味】こげた印象が強い、甘味もあるが単調でありドライ。


　★★★　［No.6］　　14.9　　タリスカー　　15年　　59.4％　　　★★★

【香】ライトな印象、ピート香。酸味も感じられ上品でさえある。ただしそれほど複雑な香りではない。

【味】若さを感じる、ライトボディ。シャープなピート。

　★★★　［No.7］　　14.10　　タリスカー　　15年　　59.4％　　　★★★

【香】ライト、軽いピート香。ややアルコール感を感じる。

【味】ピートが広がるがそれほど強くはない。硬い香り、金属的である。

　★★★　［No.8］　　20.23　　インバリーブン　24年　　62.6％　　　★★★

【香】良くも悪くもバランスのとれた香り、フルーティー。しばらくすれば熟成由来のキャラメル香がでてくる。ややアルコール感が強い。 さらに時間がたてばウッディーな香りに満たされる。じっくり向かい合いたいモルトである。

【味】さまざまなフルーツ。アルコール感が強い。

　★★★　［No.9］　　22.14　　グレンキンチー　　17年　　59.6％　　★★★

【香】香りの立ちが遅い。比較的ライトボディ。

【味】麦芽由来の甘さが口に広がる、モルティーではない。酸味が甘味とバランスしている。

　★★★　［No.10］　　24.79　　マッカラン　　　14年　　59.4％　　★★★

【香】若い印象が強い。やや香ばしく、こげた印象。アルコール感が強い。

【味】アルコール感が強く、口の中でピリピリする。それほどシェリー樽の個性はない。

　★★★　［No.11］　　26.34　　　クライヌリッシュ　　　31年　　58.7％　　★★★

【香】さまざまなフルーツが香り、さわやかにみたされる。軽いピート香。

【味】フルーツの競演。さわやかな酸味とともに幸せな気分になる。

　★★★　［No.12］　　28.7　　タリバーディン　　　14年　　56.6％　　★★★

【香】紙くさくモルティー。湿った印象が強い。草の香り。

【味】麦芽由来の甘味が強い。若さや、モルティーを強く感じる。

　★★★　［No.13］　　33.50　　アードベッグ　　　10年　　59.5％　　★★★

【香】きわめて濃厚、重い香り。酸味を思わせる香りもある。チョコと漬物の香り。 遠くでピート香。ピートは強いはずであるが、他の濃厚な香りに負けているようである。

【味】酸味と強いピート。重くのみごたえ十分。

　★★★　［No.14］　　53.84　　カリラ　　21年　　60.2％　　　★★★

【香】ピート香が極めて強い、それもシャープなものだ。ジャーキーな印象も強い。

【味】味も香りに劣らずピートが強い、ただピートが強いだけではなく、奥に木の香り由来の熟成香が隠れている。

　★★★　［No.15］　　93.13　　グレンスコシア　　13年　　58.7％　　　★★★

【香】若さを強く感じる。草の香りと紙の香り。ヌカの香りも奥にあり、湿った印象。

【味】甘味が強い。味も香りに負けず若く紙くさい。青い印象。

　★★★　［No.16］　　122.5　　クロフテンギア　　12年　　 56.8％　　　★★★

【香】若く甘い香り、奥にはキャラメル香と軽いピート香。

【味】甘い。その後、新樽由来の木の香りが香る。ピートも強い。

　

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