山崎 -- Japanese --

  1. 山崎 Vintage Malt 1994 56%

  2. 山崎蒸留所 樽出原酒 10y 57%

  3. SUNTORY PURE MALT WHISKY 7y 43%

  4. THE CASK of YAMAZAKI 1993 57%

  5. 山崎蒸留所80周年記念限定ウイスキー 43%

  6. SMWS 119.9 18y 48.0%

  7. SMWS 119.8 11y 62.5%

  8. SMWS 119.2 24y 57.4%

  9. SMWS 119.7 13y 61.9%

  10. SMWS 119.4 10y 58.1%

  11. SMWS 119.6 11y 61.6%

  12. THE CASK of YAMAZAKI HOGSHEAD 1993 55%

  13. THE CASK of YAMAZAKI HOGSHEAD 1990 60%

  14. THE CASK of YAMAZAKI JAPANESE OAK CASK 1979 58%

  15. 山崎12年 40%

  16. SMWS 119.1 22y 50.9%

  17. SMWS 119.3 10y 56.2%

  18. バーボン樽原酒 1989 13y 54%

  19. スモーキー原酒(バーボン樽)1993 9y 62.9%

  20. シェリー樽原酒(オロロソ) 1980 22年 48.5%

  21. ミズナラ樽原酒 1960 42年 63.1%

    Tasting Note Top Page
山崎
Vintage Malt 1994
Age
Alc.
Bottler
-
56%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1994
2004
-
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2005.1.9
HK氏宅
山崎白秋

(香り) 紙くさい、若い。エステリーかつ軽いシェリー香。

(味) ピリピリとアルコールが強い。熟成が不十分か? シャープでドライ。

(裏モルト会のテイスティングノートより)

 

山崎
山崎蒸留所 樽出原酒
Age
Alc.
Bottler
10y
57%
Official
Distilled
Bottled
Memo
-
-
山崎蒸留所の売店で購入
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2004.5.4
HK氏宅
山崎白秋

(香り)テステリーかつフルーティー。非常にさわやかな香り。ウッディー熟成香があり深みのある香り。

(味)フルーティー、味はややライト。ピリピリ感はあるが熟成感も中程度ある。

わたしのボトルであるが、開封して飲んだときはさしたる印象のないモルトであった。時を置いてあらためて飲んでみると10年以上の熟成を感じるモルトであった。

(裏モルト会 04年5月4日のテイスティングノートより)

山崎
SUNTORY PURE MALT WHISKY AGED 7 YEARS
Age
Alc.
Bottler
7y
43%
Official
Distilled
Bottled
Memo
-
-
88年以前に流通した特級表示のボトル
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2004.5.4
HK氏宅
harazaki

(香り)まったりとした熟成感がある。醤油を思わせる香り、軽くフルーティー。

(味)フルーティー、甘さはひかえめ。ややいがいがしている、ピート由来のものか。

7年でこの熟成感がだせるのは、サントリーマジックであろうか。

(裏モルト会 04年5月4日のテイスティングノートより)


ボトル付属のリーフレットより

ピュアモルトウイスキーは樽のモルト原酒どうしをヴァッティングして、そのままボトルに満たしたモルト原酒100%のウイスキー。グレーン原酒を一滴もブレンドしていません。(略) 日本で最古のモルトウイスキー蒸留所「山崎ディスティラリー」のモルト原酒が主体です。モルトは、最低でも7年貯蔵。ピュアモルトと呼ぶにふさわしい熟成原酒を7年以上の樽から選び抜き、バッティングしました。 ・風味の特徴  ほどよくスモーキーで、モルティー(穀物の旨そう)な香りは、ピートを焚きしめた上質なモルト(麦芽)に由来します。また、熟成感が豊かで重厚な芳香をもち、ボディーもややヘビー。力強く充実した味わいのピュアモルトウイスキーです。

山崎
THE CASK of YAMAZAKI 1993
Age
Alc.
Bottler
10y
57%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1993
2003
山崎蒸留所の売店で購入
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2004.5.4
HK氏宅
博雅堂主人

(香り)強いピート香。ウッディーな熟成香、さらに甘い香り。

(味)やはり強いピート、酸味もバランスしており、よく出来たモルト。ボディも十分。

ブラインドでは、ラフロイグと思ったほどアイラものに近い。サントリー恐るべし。 エステル香が強くなく、サントリーとは思わなかった。

(裏モルト会 04年5月4日のテイスティングノートより)

山崎
山崎蒸留所80周年記念 ウイスキー
Age
Alc.
Bottler
15y
43%
Official
Distilled
Bottled
Memo
 
2003
-
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2004.1.25

(香り)トップノートはきわめて上品でエステリーである、熟成香も十分にかんじられるがフレッシュでもある。 ももや、なしなどのフルーツの香り、さらにウッディーな香りが心地よい。独特の伽羅の香りも奥に感じる。

(味)フルーティー、&ウッディーでミディアムボディ。ややエステル香が強く、香りに較べると複雑さにかけるところである。

43%のアルコール度数を考えると、驚くほど複雑かつリッチな香りをもったモルトである。

(コニサーズクラブ 04年1月のテイスティングノートより)


(香り)まず深い熟成を感じる、ナッツ、アーモンド、まったりとした温かみを感じさせる香り。その後ミズナラ樽由来の伽羅の香りがかすかに感じられ、さらに甘いバニラの香りもしてくる。43%の度数を考えるとすばらしく香りの立ちのよいモルトといえよう。

(味) ドライでややフルーティー、古い樽の個性はミズナラからくるものであろう。香りほど深いあじわいはないが、熟成感は十分である。

すでに完売しているが、サントリーとしては非常にレベルの高いかつ安価なモルトである。

(山崎白秋 2003.9.20 SMWS記念イベントのテイスティングノートより)


サントリーHPより

山崎蒸溜所80周年の年にあたる2003年に山崎ブランドの記念製品として発売。 営々として貯えつづけてきた貯蔵樽の中からパンチョン樽の15年もの山崎モルトを厳選し、ミズナラ樽原酒の古酒(40年もの ビンテージ1960年)をバッティングしました。多彩な原酒をつくり分けている山崎モルトの個性をお楽しみ下さい。 ラベルは山崎蒸溜所の草創期のキルン(麦芽乾燥塔)をデザインしています。

(香味の特徴) トップノートはミズナラ樽特有の伽羅を想わせる熟成したウッディな香り。そして、パンチョン樽原酒由来の透明感のある甘く華やかな香りがバランスよく調和します。 口あたりはなめらかでやわらかく、繊細でモルティーな旨みとともにウッディーな余韻が続きます。

山崎
119.9
Age
Alc.
Bottler
18y
48.0%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1985.5
2003
Out-turn 134(ボトリング本数) Hogshead
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2004.1.25

(香り)やさしく上品なエステル香、奥にかすかにシェリー香。深々としたぶどう系のフルーツ香。しだいに甘い熟成香につつまれる、リキュールを感じさせる香り。さらに時間がたてばバニラ香も感じることになる。 甘い香りを基調としながら以外にビターな香りもあり、かなり複雑な香りである。

(味)味には香りにあるような複雑な印象はなく、セメダイン系のエステリーな味が口のなかを支配する。かすかにシェリー樽を思わせる味があるが、熟成からくるものかもしれない。 ミディアムボディーでフィニッシュは長い。

バーボン樽熟成とおもわれるが、シェリー樽や、ワイン樽フィニッシュなどの個性もかんじさせる新しいタイプのモルトといえよう。

(コニサーズクラブ 04年1月のテイスティングノートより)


(香り)枯れたかんじ、古いかびた暗いかんじがあるが、しだいにエステリーで甘い香りがたってきて、湿った印象とはならない。

(味) 熟成からくるエステルの香り。その後古樽の口に引っかかるような渋みの印象がひろがってくる。 新旧とりまぜた、新感覚のモルトといっておこう。文字にするとマイナーな印象を受けるが、うまいモルトである。

(山崎白秋 SMWS試飲会のテイスティングノートより)

 

山崎
119.8
Age
Alc.
Bottler
11y
62.5%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1991.9
2003
Out-turn 412(ボトリング本数) Spanish Oak
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2004.1.25

(香り)ツンと鼻をつくシャープなフルーツの香り、香りの立ちは遅く、しばらくたってからシェリー香がたってくる。その後さらにお得意のエステル香のコンビでまさに総天然色。 甘い香りに誘われるがアルコール度数からくる刺激臭も感じられる。

(味) セメダイン香とかすかなシェリー。奥にはピート由来のいがいがした下触りも。やはりぴりぴりとした刺激もあるが、味わいがまろやかでキツイかんじはない。時間がたてば、年数以上の熟成を感じるようになる。

(コニサーズクラブ 04年1月のテイスティングノートより)


(香り)こげたゴムの香り、典型的なオロロソのシェリー樽の香りである。しかしシェリーの効かせかたが秀逸で、くどくなく上品に仕上がっている。香りの立ち方もむせるような、包み込まれるような、深い感じがある。かすかにピートも感じられる。

(味) こげたゴム、シェリー樽の味。香りとは違い意外にもドライである、さらに口の中で、ぴりぴりとした辛味が感じられる。シェリーを十分に感じさせながら、11年の熟成でこれだけ上品に仕上げられたところはかなり上質な樽を使っているのか。

(山崎白秋 SMWS記念イベントのテイスティングノートより)

 

山崎
119.2
Age
Alc.
Bottler
24y
57.4%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1979.6
2003
Out-turn 370(ボトリング本数)Japanese Oak Butt
Who
When
Where
山崎白秋
2004.1.18
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香り)長熟を感じさせるバーボン樽由来のエステリーな香りがすばらしい。その後伽羅を思わせる独特の香りとともに不思議の国へとひきずりこまれる。 ミズナラ樽熟成とのコメントがあるが、バーボン樽でフィニッシュしてあると感じる。

(味) 味の方も、香りと同じようにエステリーで伽羅おもわせる味わいである。酸味がほどよくバランスしている。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

 

山崎
119.7
Age
Alc.
Bottler
13y
61.9%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1989.10
2003
Out-turn 153(ボトリング本数) Bourbon Barrel
Who
When
Where
山崎白秋
2004.1.18
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)熟成香を強く感じるが、わざとらしい熟成香とでもいおうか。 エステリーな熟成香のみがたってきて、他のしぶみやら、木のかおりやら、ナッティーな感じが感じられないところからそう感ずるのかもしれない。

(味)味の方は、以外にドライでピリピリとしており、熟成感もほどほどで、香に感じた「わざとらしさ」はすこしもかんじられない。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

 

山崎
119.4
Age
Alc.
Bottler
10y
58.1%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1993.4
2003
Out-turn 199(ボトリング本数)
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2003.11.23

(香り)第一印象は「くさい」である、もちろんいい意味で。燻製のかおり。重たい、しめった印象。どれもマイナーな言葉であるが、実際の印象は悪くない。
奥にシェリーの香りもあり、深く甘い香りで満たされる。かすかなピート香。かなりの長熟のアイラであろうか。

(味)ジャーキー、スモーキー。熟成。うまい。
言葉になかなか表現に困るうまさとでもいっておこう。それだけ、ことばにされたことのない味なのであろうか。

(コニサーズクラブ 03年11月のテイスティングノートより)


(香り)とんがったピート香、さらにバーボン樽由来の強めのエステル香を感じる。奥には線香の香りも感じることができる。ピート香はストレートで単純であるが、エスエル香がそれを補ってバランスをとっている。

(味) 強いピート香。やや若さをかんじるが、湿って、ひねた印象もある。ピートが強いが意外にも甘い。比較対象として出された53.66(カリラ)とは対照的に先にエステル香を感じたあと、ピートを感じることになる。

(山崎白秋 2003.9.20 SMWS記念イベントのテイスティングノートより)

 

山崎
119.6
Age
Alc.
Bottler
11y
61.6%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1991
2003
パンチョン樽、Out-turn 476(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.11.4
自宅
山崎白秋

裏ラベルには原産国スコットランドとなっており、複雑な気分。

[香り] 軽くシェリー香を感じる。11年とは思えない熟成香が感じられる。シェリー樽とオーク樽の微妙にバランスした上品な香りである。 さらに奥にはさわやかなフルーツ香がある。

[味] 青りんご系となし系のフルーツジュース。非常にフレッシュである。わずかにピートも感じられ、全体の印象を引き締めている。ぴりぴりと舌をさすところもあるが気持ちよい程度のものである。

はっきりいってこのところ私のなかで、サントリー株が急上昇である。 こんな大企業、うまいモルトは必ずあるとずっとおもっていたが、今年にいたるまでできの良いモルトをのんだことがなかった。 やはり、セラーにはずいぶん量の良質のモルトがあったのである。

 

山崎
THE CASK of YAMAZAKI HOGSHEAD 1993
Age
Alc.
Bottler
 
55%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1993
2003
ヘビリーピーティッド麦芽使用
Who
When
Where
Whoes
惹樽
2003.11.1
サントリー山崎蒸留所
-

11/11に発売されることになったヘビリーピーテッドの山崎がテイスティングに供されたが、HPによると発売されるボトルのアルコール度数は58%なので樽は異なると思われる。

(色)黄色が強いゴールド。

(香)アードベッグに似たスモーキーなピート香。奥には麦芽本来のモルティな甘さも感じられる。

(味)モルトの甘さとスモークが別々に存在している印象がある。決して喧嘩はしていないが、引き立てあっている感じでもない。フィニッシュはビターで短め。加水すると甘さが柔らかく飲みやすくなる。麦芽の甘さを強く押し出すスタイルはアイラには見られないもので、そういう意味では面白い。

ソサエティが日本支部10周年記念ボトルとした119.4によく似ている。ブラインドで出されたら特定できないだろうが飲み比べてみると面白そうだ。

(2003.11.1 Whisky Meeting 2003 in Yamazaki Distillery フリーテイスティング会で試飲)


サントリーHPより
前回発売したバーボンカスク1993の兄弟樽。 これはバーボンカスクではなくホッグスヘッドで貯蔵。モルトは同様にヘビリーピーティッド麦芽を使用したスモーキーなタイプ。黄色の濃いカラーと干した麦わらのような乾いた感じ。やわらかく長い余韻。

 

山崎
THE CASK of YAMAZAKI HOGSHEAD 1990
Age
Alc.
Bottler
 
60%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1990
2003
-
Who
When
Where
Whoes
惹樽
2003.11.1
サントリー山崎蒸留所
-

11/11に発売されることになった山崎がテイスティングに供されたが、HPによると発売されるボトルのアルコール度数は58%なので樽は異なると思われる。

こちらはピートが強くない通常のモルトを使っている。

(色)ややくすんだゴールド。

(香)フルーティーと蜂蜜を強く感じる。サンふじという品種の林檎(果実に蜜が入り甘みが強い)を連想した。

(味)香り通りの蜂蜜とフルーツの甘さだが、加水するとビターになる。 ホグスヘッドということだがバーボンの影響を強く感じる。

アメリカンホワイトオークとしてあるので、バーボン樽を組みなおしたということであろう。スペイサイドのモルトに時折見られるタイプで、これは結構気に入った。

山崎のモルトは白州に比べるとすっきりと明るい印象を受ける。

(2003.11.1 Whisky Meeting 2003 in Yamazaki Distillery フリーテイスティング会で試飲)


サントリーHPより
アメリカンホワイトオーク材を使用したホッグスヘッドという種類の樽。カスクシリーズには初登場。わずかに赤みがかった黄金色のカラーとプラムを思わせるような爽やかな香り。干したリンゴのような甘酸っぱい味わいが、心地よく伸びる余韻。

 

山崎
THE CASK of YAMAZAKI JAPANESE OAK CASK 1979
Age
Alc.
Bottler
 
58%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1979
2003
-
Who
When
Where
Whoes
惹樽
2003.11.1
サントリー山崎蒸留所
-

既に完売したミズナラ樽の山崎がテイスティングに供されたが、HPによると発売されるボトルのアルコール度数は56%なので樽は異なると思われる。

(色)透き通ったライトブラウン。

(香)ミズナラ樽熟成の典型的な伽羅の香り。この個性が強すぎて他の香りを感じることができない。

(味)強い刺激の中に甘さを感じる。例の1960に比較すると、やや渋みがある。フィニッシュはハッカのような刺激が鼻に抜けていく感じ。

(2003.11.1 Whisky Meeting 2003 in Yamazaki Distillery フリーテイスティング会で試飲)


サントリーHPより

樽番号RF1013。 北海道産のミズナラを使ったサントリー独自の樽で熟成した22年もののモルト。スコッチにはない独自の香りが特徴です。カラーは濃い黄金色、甘やかで豊かなボディ。伸びのいいフィニッシュ。

 

山崎
12年
Age
Alc.
Bottler
12y
40%
Official
Who
When
Where
Whoes
惹樽
2003.11.1
サントリー山崎蒸留所
-

(色)うすく黄色がかったゴールド。

(香)フローラルな甘さ。全体に細い感じ。

(味)柔らかい甘さで、いかにもオフィシャルボトルらしく飲みやすくまとまっている。 鼻に抜けるさわやかさは、ミズナラ樽のフレーバーか?

(2003.11.1 Whisky Meeting 2003 in Yamazaki Distillery 特別セミナーで試飲)


サントリーHPより

日本のウイスキー発祥の地、山崎蒸溜所の竣工60年目の1984年に登場した、日本初のピュアモルトウイスキー。山崎の四季を重ねて12年を超えた秘蔵モルト樽の中から生(き)で味わうにふさわしい円熟モルトを吟味・厳選。日本を代表するシングルモルトとして海外でも定評があります。

(香味の特徴)山崎モルトそのままに香りは華やかでノーブル、味わいはまろやかで重厚、 後口にパンチョンの古樽による気品あるウッディネスが広がります

 

山崎
119.1
Age
Alc.
Bottler
22y
50.9%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1980.10
2003
Sherry But,Out-turn 352(ボトリング本数)
Who
When
Where
惹樽
2003.10.5
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)凝縮された感じのシェリー香で深みがある。ドライフルーツの詰め合わせ。

(味) 味にも様々なドライフルーツを感じるが、甘さは程よく抑えられ意外にドライである。非常に出来がよいダルモアといった印象。

2003年秋のボトリングはシェリーカスクものが目立つが、その中でもピカイチだと思う。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)


山崎
119.3
Age
Alc.
Bottler
10y
56.2%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
 
2003
日本支部での取扱はなし
Who
When
Where
惹樽
2003.10.5
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)クライヌリッシュに似た繊細で上品なピート香。年数よりも熟成を感じる。

(味) 119.4に比べると甘味が少なくシャープでドライかつスモーキー。ブラインドテイスティングしたら、アイラと勘違いするに違いない。

日本で発売されないため、今後飲む機会はなさそうな1本。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

 

 

山崎
バーボン樽原酒
Age
Alc.
Bottler
13y
54%
-
Distilled
Bottled
Memo
1989
-
原酒テイスティングツアーで樽出しを試飲
Who
When
Where
山崎白秋
2003.8.23
サントリー山崎蒸留所

(香り)香りの立ちがかなりはやい、エステル香がすぐさま飛び込んでくる、バーボン樽の個性の典型といえよう。13年のわりに熟成が速いのは山崎の個性かバーボン樽の個性か? その後、フルーツ香をともなう甘い香りが強くなってくる。香りはやや単純である。

(味) やはり単調である、香りほどの熟成は感じられない。かすかにブレンデッドを連想させるかるい風味をともなう。

 

山崎
スモーキー原酒(バーボン樽)
Age
Alc.
Bottler
9y
62.9%
-
Distilled
Bottled
Memo
1993
-
原酒テイスティングツアーで樽出しを試飲
Who
When
Where
山崎白秋
2003.8.23
サントリー山崎蒸留所

(香り)香りの立ちがかなりはやい、エステル香がすぐさま飛び込んでくる、バーボン樽の個性の典型といえよう。13年のわりに熟成が早いのは山崎の個性かバーボン樽の個性か? その後、フルーツ香をともなう甘い香りが強くなってくる。香りはやや単純である。

(味) やはり単調である、香りほどの熟成はかんじられない。かすかにブレンデッドを連想させるかるい風味をともなう。

 

山崎
シェリー樽原酒(オロロソ)
Age
Alc.
Bottler
22y
48.5%
-
Distilled
Bottled
Memo
1980
-
原酒テイスティングツアーで樽出しを試飲
Who
When
Where
山崎白秋
2003.8.23
サントリー山崎蒸留所

(香り)長期熟成由来のエステル香がすばらしい、さらにやや強めのシェリー香。ただし、焦げたゴム臭は強くなく、上品に仕上がっている。 こってりとはしているがくどくはないところがすばらしい。その後バニラ香がただよう。

(味) 瞬時に広がるシェリー、わずかな甘味、意外にもややドライ。口の奥にややぴりぴりと感じる。

 

山崎
ミズナラ樽原酒
Age
Alc.
Bottler
42y
63.1%
-
Distilled
Bottled
Memo
1960
-
原酒テイスティングツアーで樽出しを試飲
Who
When
Where
山崎白秋
2003.8.23
サントリー山崎蒸留所

(香り) トップノートは有機溶剤MEK(エチルメチルケトン)のようなかおり。その後1960年代のモルトのよくある、古くかび臭いような木の香り。ただし、いい意味での古さである。
しだいに木の香りはさらにひらいてきて、いままで経験したことのない香りとなってくる、 樹液の香りもしてくる、さらに長熟からくるナッツの香りも。 この香りはサントリーでは伽羅の香りと称しているが、残念ながら私は伽羅の香りを嗅いだことが無いので、関連付けることができなかったことが残念である。

(味) エステリーと古い木の香りのコンビネーションがすばらしい。熟成香は申し分ない。 木の渋みも心地よい。アルコール度数は63.1%あるのだが、アルコールのツンとした強さをいっさい感じられないところが驚きである。