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SMWS試飲会 テイスティングノート

   2005.12.11 BAR BARNSにて

山崎 白秋 記  

出品ボトル一覧

 

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code
age
alc
distillery
comment (ソサエティ)
14y
58.7%
New 中心が柔らかな大きな野獣
16y
60.5%
New ジャムの起き上がりこぼし
17y
58.8%
New 緑林のバラード
22y
54.4%
New 激しく甘く
25y
59.9%
New 蒔きの煙と蜂蜜
23y
60.8%
マノックモア
New 激しく、焼け付くほど強烈
20y
52.1%
グレンスペイ
New 指まで舐めたくなるほどのおいしさ
18y
51.4%
New 砂糖の甘さ

 

 ★★★ [No.1]  3.112  ボウモア '90.8 -'05.8  14年  59.7%  ★★★

【香】非常にジャーキーである。ボウモアの特徴でもあった、あの石鹸香はみじんも感じられない。ピートは強いが、適度な酸味がありピートだけに終わらないモルトである。しだいにタクアンを感じさせる、しめった香りもでてくる。

【味】粉っぽい含み香。ピートは強いが上品である。灰くさいところもある。


 
★★★
 [
No.2]  4.106  ハイランドパーク '88.11 -'05.8 16年  51.7%  ★★★

【香】こげたゴムの香り。しだいに酸味が現れ、ゴムを打ち消すように上品さが出てくる。さらにコクのある甘さも感じ、シェリーだけに終わらない秀逸なモルトである。

【味】軽いピートが心地よい。やや辛く、ピリピリする。

 ★★★ [No.3]  9.37  グレングラント '88.1 -'05.8 17年  58.8%  ★★★

【香】さとうの香り。ライトで若さが前にでる。酸味がありやや爽やか。しだいに繊細なフルーツが感じられるようになる。

【味】フルーティー。酸味も心地よい。熟成由来のにがみがあり、香りで感じた熟成不足は味には無い。

 ★★★ [No.4]  26.43  クライヌリッシュ '83.5 -'05.6 22年  54.4%  ★★★

【香】まずウッディーな熟成香がすばらしい。木の香りは幾重にも重なり、森にいるようである。 さらにフルーツがいくつも感じられる。酸味の具合もちょうど良くたいへんすばらしいモルトである。

【味】フルーティー、フルーティー、フルーティー。さらに口に含んでいれば、熟成感が加わり申し分ないモルトである。

 ★★★ [No.5]  53.94  カリラ '80.1 -'05.6 25年   59.9%  ★★★

【香】ピートは強いがフルーツがいくつも現れ、変幻自在。奥には深い熟成が感じられるがピートでややブロックされている。 酸味もありピートだけで終わることなく、つぎつぎ楽しみが現れるモルトである。

【味】シャープな印象。ピートは強いが酸味がありのみやすい。しだいに木の香りがつぎつぎ出現し、何杯でもいけそうなモルトである。

 ★★★
 No.6]  64.10  マノックモア '82.4 -'05.8 23年  60.8%  ★★★

【香】キャラメルの香りが強い、バーボン樽由来のものであろうか。酸味は控え目でまったりと包みこまれる。

【味】味には酸味があり、ややこげた味わいとバランスしている。甘味もほどよくあり、やさしい印象である。注意深くすると奥にピートが感じられる。

 ★★★ No.7]  80.5  グレンスペイ '85.14 -'05.8 20年  52.1%   ★★★

【香】麦芽の香りが強い。あえていえばニューポットを感じさせる若さが鼻をつく。だが、しだいに上品な香りが現れ、20年熟成を垣間見せる。

【味】砂糖水の含み香。甘さが立つ。味の数が少ない。

 ★★★ No.8]  85.15  グレンエルギン '87.5 -'05.7 18年  51.4%   ★★★

【香】第一印象はライトであるが、しだいに繊細な印象に変わってくる。ミントの香りがフレッシュである。さらに硬質な木の香りが何種類もあらわれ、香りだけで満足できそうである。

【味】やはりウッディーな含み香。ミディアムボディながら熟成感は申し分ない。いがいにシャープですっきりもしている。