BOWMORE ボウモア -- Islay --

  1. SMWS 3.115 7y 55.7%

  2. SMWS 3.112 14y 58.7%

  3. SMWS 3.104 15y 55.1%

  4. SMWS 3.92 11y 61.2%

  5. SMWS 3.96 11y 59.7%

  6. SMWS 3.89 14y 57.7%

  7. Aberdeen Bowmore 12y 59%

  8. Signatory VINTAGE 1972 30y 49.5%

  9. John Milroy Millenium Selection from Island of Islay 1990/1999 50%

  10. SMWS 3.88 14y 58.9%

  11. Bowmore 1957 38y 40.1%

  12. The House Of Macduff BOWMORE 10y 1993 65.5%

  13. ACORN'S THE RIVER LAGGAN 1991/2002 57%

  14. James MacArthur's Fine Malt Selection 2000 BOWMORE 60%

  15. SMWS 3.75 12y 59.9%

    Tasting Note Top Page

BOWMORE
3.115
Age
Alc.
Bottler
7y
55.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1998.2
2005.12
Sherry Butt Out-turn 278(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
惹樽
2006.4.9
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)スモーキー、シェリー、カラメル。

(味)シェリーとピートの組み合わせはくどくなりがちだが、甘さとスモーキーが互いを活かしあっている感じで、非常にうまくまとまっている。

 最近のボウモアの例にもれず、せっけんのニュアンスはない。ラガヴリンのダブル・マチュアドを思い出したけど、ボディの厚さはカスクならではか?

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)


BOWMORE
3.112
Age
Alc.
Bottler
14y
58.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1990.8
2005.8
Hogshead Out-turn 145(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2005.12.11
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)非常にジャーキーである。ボウモアの特徴でもあった、あの石鹸香はみじんも感じられない。ピートは強いが、適度な酸味がありピートだけに終わらないモルトである。しだいにタクアンを感じさせる、しめった香りもでてくる。

(味)粉っぽい含み香。ピートは強いが上品である。灰くさいところもある。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)


BOWMORE
3.104
Age
Alc.
Bottler
15y
55.1%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1989.5
2005.3
Hogshead Out-turn 297(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2005.7.10
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)まずフルーティーがたつが、すぐさまシャープなピート香が強く香る。ややウディな熟成香を感じ取ることが出来る。

(味)香ばしい含み香。ピートはやはり強くシャープかつ繊細。ほんのわずかにボウモア特有のパフュームを感じる。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

BOWMORE
3.92
Age
Alc.
Bottler
11y
51.2%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1992.12
2004.9
Out-turn 624(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2005.4.17
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)まったりとキャラメル香が立つ、オイリーで深い。軽いピート香。かつてのパフューム香は一切無い。

(味)ピートを強く感じる。ボディも重厚である。甘さは少なくからい部類である。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

BOWMORE
3.96
Age
Alc.
Bottler
11y
59.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1992.12
2004.11
Out-turn 513(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2005.4.17
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)ピート香は強く、またジャーキーである。アイラモルトを強く意識する。

(味)やはりピートはかなり強い。ビッグボディ。辛さも相当強く、カリラではないかと感じた。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

BOWMORE
3.89
Age
Alc.
Bottler
14y
57.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1989.3
 
Out-turn 300(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2004.7.4
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)ジャーキーでシャープな印象。強いピート香と酸味。エステリーなところはなくボウモアにしては硬質である。

(味)フローラルな石鹸香はボウモアそのもの。ややドライで、ライト。 カスクストレングスとしては物足りなさを感じる。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

BOWMORE
AGED 12 YEARS
Age
Alc.
Bottler
12y
59%
Aberdeen
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.5.4
HK氏宅
harazaki

(香り)中程度の熟成感がある。フルーティーでフレッシュ、ややツンと硬い香り。軽いピート香。熟成とフレッシュが両立しており、なかなかできが良い。

(味)中程度のピート香、ぴりぴりと舌を刺す。やや若さを感じる。

ボウモアの個性であるフローラルな石鹸香がきわめて少ないボウモアである。

(裏モルト会 04年5月4日のテイスティングノートより)

 

BOWMORE
VINTAGE 1972
Age
Alc.
Bottler
30y
49.5%
Signatory
Distilled
Bottled
Memo
1972
2002
-
Who
When
Where
Whose
惹樽
2004.5.2

30年熟成のボウモアの封開けの一杯をいただく。さすがに美味しい。

(香)長熟ボウモアにふさわしいフルーティーなトップノート。繊細なピート香をかすかに感じる。浜辺のテラスに置かれたトロピカルフルーツのバスケット。

(味) まず優しい甘さが口の中に広がり、次にややビターなチョコレート味も。かすかにボウモア独特のハーブ石鹸も感じる。やがて香水を口に含んだような刺激が舌の上に広がる。アフターはかなり長い。

(スコ文研浜松支部 酒味の会 04年5月のテイスティングノートより)

 

BOWMORE
Millenium Selection from Island of ISLAY
Age
Alc.
Bottler
-
50%
JHON MILROY
Distilled
Bottled
Memo
1990
1999
Single Cask
Who
When
Where
Whose
惹樽
2004.4.21
自宅
惹樽

どこにも蒸留所名は書いてないが、買ったときにボウモアであると案内してあった。 ラベルにはこんな文も書いてある。

AROMA OF PEAT & SMOKE HONEY HEATHER FLAVOR

[色] 無着色のレモンシロップのよう。

[香] ボウモアらしく石鹸の香りだが、ずいぶんソフトで相当に高級な石鹸という感じ。ピート香も刺激が少なく上品なスモーク。フローラルな甘い香りも素晴らしい。年数からは考えられない熟成感がある。

[味] まずスモーク、そして上品な甘さ、次にプラスティック。若さからくる刺激は感じない。最初に口に含んだ印象はアードベッグを思わせるが、かなりオイリーなところは、なるほどボウモアだ。開栓後の時間がかなりたっていることも影響しているかもしれないが、なめらかでバランスがとれている。


2003.6.15 にも自宅でテイスティングしていました。かなり違ってます(笑)

(香)夕立上がりのオゾン香を含んだ湿った空気にただよう花の甘い香り、軽くはちみつも感じられる。オフィシャルにあるような石鹸香は感じない。

(味) やはり石鹸っぽさとスモークを感じるが、これがはちみつの甘さとうまくバランスしている。

蒸留所名は表示されていないが、花のような香りと味に独特のピート、甘さがあり、いかにもボウモア。

BOWMORE
3.88
Age
Alc.
Bottler
14y
58.9%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1989.3
 
Hogshead Out-turn 268(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2004.4.4
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香り)もちろんトップノートはピーティー、熟成からくるキャラメル香が心地よい。ボウモアを特徴付けるフローラルな石鹸香は思ったより強くはない。

(味) 味のほうは迷うことなきボウモアそのもの。SMWSの14年ものにしては、ボディがややライト、おとなしいあじわいである。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

 


BOWMORE
1957
Age
Alc.
Bottler
38y
40.1%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1957
-
-
Who
When
Where
Whose
惹樽
2003.11.1
サントリー山崎蒸留所
-

(色)深みのあるゴールド。

(香)一息嗅いだだけで陶然となるような究極のエステル香で、とにかく気持ちよくさせてくれる。さまざまなフルーツ香が混じりあい、マンゴーのようなトロピカル系とともに桃を強く感じた。ボウモアによく感じる石鹸香とピートのスモークは全く感じない。

(味)フルーティーでとても上品な甘さを感じ、オイリーでボディは非常に厚い。かすかにコーヒーも感じる。とにかく美味であるとしかいいようがない。繊細なフィニッシュは長く長く続く。また味にも例の石鹸っぽさは全く感じない。

あとでアルコール度数が40%ぎりぎりしかないと知ってとても驚いた。普段はカスクストレングスでないと物足りなさを覚えるのに、そういったことは全く意識に上らなかったのだ。

このボウモアを担当した(?)のは大酒のみだが人間においしいところだけは残しておいてくれる心優しい天使であったようだ。

(2003.11.1 Whisky Meeting 2003 in Yamazaki Distillery 特別セミナーで試飲)

BOWMORE
The Golden Cask
Age
Alc.
Bottler
10y
65.5%
The House Of Macduff
Distilled
Bottled
Memo
1993
2003
cask No.500056 Bottle No.40 of 282
Who
When
Where
Whose
harazaki
2003.9.1
自宅
harazaki

香り:アルコール度数(65.5%)のためか鼻を強く刺激するアルコール臭。しかしスピリッツのそれとは明らかに異なる。ボウモアは最近(半年ほど)口にしていなったがOB12年、OB8年の記憶の中の香りとあきらか異なる。よく言われる化粧香(パヒューム)感の種類が異なる。が、少し時間が経過すると記憶にある0B12年に近い化粧香が見え隠れしてきた。でも、なんとなく香りの種類が異なる気がする。

色:薄いが、ほどほどに色が付いている。グラスの縁にそって透明な部分が3ミリほどリングを描いている。少なくとも赤みがかってはいない。ボトルの底には沈殿物あり。

味:最初は、これがボウモア?という疑念が頭をよぎるが、二口目には、ボウモアらしさが口いっぱいに広がる。ボディは軽い。ボウモア特有の酸味のあるピーティ感。ハーブ。スパイシー感。少なくともシェリーカスクではない。アルコール度数が高いが余り感じられない。少なくとも60年代のものに表現されている「南国系」・「パパイヤ」感は微塵もない。アフターノーツは長い。購入させていただいた酒販店さんのコメントでも少し加水したほうがいいと伺っていたのでので、試してみると記憶の中にあるボウモアに近づいてきた。

封開けしてから、化けそうなボトルです。良い方向に変わってくれるとうれしいのですが・・・。ボトル上部の封明けする際に破るアルミ上の部分があるかと思うのですが、他のボトラースに比べ、異常に雑です。封開けしなくとも簡単に廻ります。(笑)また、同時に購入した同じシリーズのボトルと比べると明らかに液面の高さが異なります。(管理が悪く蒸発したり、輸送環境が悪いというわけでもなさそう)この辺はご愛嬌ということでしょうか?

インポーターさん(あまり見かけたことのない「サムウッド」という会社」)のコメントでは瓶詰めしたばかりなので少し時間をおいたほうがいいそうです。9-10年のカスクストレングスで購入価格約4千円。

 

 

BOWMORE
THE RIVER LAGGAN Islay Malt Whisky
Age
Alc.
Bottler
11y
57%
ACORN
Distilled
Bottled
Memo
1991.9
2002.11
Burbon Wood
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.7.13
HK氏宅
惹樽

(香り)ピートの個性がつよく、アイラモルトであると主張する。ビーフジャーキーの個性もある。若さもかんじられる。ピートがなければ、かなりモルティではないだろうか。

(味) ピートがかなり強い、酸味もほどほどにあり飲みやすさをかんじる。

ブラインドでも蒸留所をはずすことのないボウモアの個性ではあるが、今回はブラインドでも、その後 の種明かし後でもボウモアをかんじることはできなかった。


2003.6.15惹樽によるテイスティングノート(自宅)

(香り)水を張ったばかりの学校のプールのようなピート香と、ボウモア12年(オフィシャル)のフローラルなそれとは違う種類の甘い香り--抽象的な表現だがもっと輪郭がはっきりしている--が感じられる。例の石鹸や化粧品のような香りはほとんど感じない。

(味) 味には軽く石鹸っぽさを感じるが、むしろスモークが強い。ごげくさいような苦みがいつまでも口の中に残る。

名前はボウモアの仕込み水を採取している川のそれ。蒸留所名は表示されていない。

 

 

 

BOWMORE
Fine Malt Selection Millenium 1984 from BOWMORE Distillery
Age
Alc.
Bottler
--
60%
James Macarthur
Distilled
Bottled
Memo
1984
2000
Cask Strength Sherry Selection
Who
When
Where
Whose
惹樽
2003.6.15
自宅
惹樽

(香り)最初はアルコールにマスクされているが典型的なシェリー香が立ち上がってきてやがてかすかなゴムの臭いもしてくる。その奥には海を思わせるピート香も..

(味) 石鹸と同時に蝋燭のような風味を感じる。シェリー熟成(色もかなり赤味を帯びており、おそらくオロロソ系のファーストフィル)ならではの強い甘みと、これも相当に強いスモークとがきわどくバランスしており、強いインパクトがある。

甘みの強いシェリーとピートの組み合わせは「二兎を追う者..」になっていることも多いが、15〜6年という熟成年数が幸いしたのではないだろうか。

シングル モルト ウイスキー 銘酒事典(橋口孝司著、新星出版社、2003年2月)において、選ばれた樽のプレミアボトルとして紹介されている。

 

BOWMORE
3.75 ___"Peat cordial"
Age
Alc.
Bottler
12y
59.9%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1990.10
 
Out-turn 214(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2003.5.11
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香り) この蒸留所にしては、強めのピートがまず飛び込んでくる。奥にフルーツ香が感じられるが、ボウモアを特長づけるフローラルな石鹸香はない。このモルトをブラインドでテイスティングして、ボウモアとあてるのは難しいであろう。

(味) ピートはやはり強い、いままでテイスティングしたボウモアのなかで、もっともピートをきかせている一本である。

このモルトの特徴は、ここ10年近く続いているボウモアの個性、よくいわれるフローラルな石鹸の個性がないことである。それ以前、旧タイプのボウモアの味に近いものであり、旧タイプのボウモアはよかったといわれるモルト飲みの方にぜひのんでいただきたいモルトである。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)


SMWSのコメントは、SMWS 2003 Spring Bottlings で「ピート入りの甘みと香りをつけた濃厚な酒」と訳されている。